調節(整)池の洪水調節容量、構造,堤体の構造及び施工方法等
の検討に際しては、降雨特性、地盤の特性、堤体の材料当につい
て十分調査することが大切である。
【解説】
1.調節(整)池の調節容量を検討するためには、集水域の地質
,浸透性や土地利用等の状況を調査することが大切である。
また、降雨記録、降雨特性等については、河川管理者が河川改
修計画のためにすでに調査を行っている場合が多いため、これら
を参考にするとともに、計画上の調整を図っていくことが望まし
い。
2.調節(整)池の堤体等の構造・施工方法等を検討するために
は、調節(整)池設置予定箇所周辺の基礎地盤の土質,地層構成
、地盤の透水性、堤体の材料などについて調査することが大切で
ある。特に堤体付近の地盤の透水性及び支持力については、開発
事業者が行う計画段階の調査では十分に把握されていない場合も
あるため、詳細設計を行うまでの間に必要な調査を行っておかな
ければならない。
以上です。
※上記の調節(整)池設置のために必要な調査、説明文は、宅地
防災マニュアルの解説の引用です。