調節池の構造については、「防災調節池技術基準(案)」によ
り、調整池の構造については、「大規模宅地開発に伴う調整池技
術基準(案)」によることを原則とする。
【解説】
1.調節(整)池の構造基準
調節(整)池の構造は、大別して「堀込み式」と「ダム式」
に分けられる。
平坦な地形の流域に設置する調節(整)池は「堀込み式」と
なるのが一般的であるが、この場合は、「下水道雨水調整池技
術基準(案)を参考に構造を検討する。ダム式調節(整)池の
うちフィルダムの構造については、「防災調節池技術基準(案)
又は「大規模宅地開発に伴う調整池技術基準(案)」によるも
の年、また、コンクリートダムの場合は「建設省河川砂防技術
基準(案)」のダムの設計法を参考とする。
「防災調節池技術基準(案)」及び「大規模宅地開発に伴う調
整池技術基準(案)」では、調節(整)池に係る構造基準につ
いて次の事項を定めている。
①ダムの型式
②ダム設計の基本
③堤体の基礎地盤
④堤体の材料
⑤堤体の形状
⑥ドレーンの設計
⑦のり面
⑧余盛
⑨洪水吐き
⑩非越流部天端高
⑪洪水吐きの構造等
⑫放流施設など
以上です。
※上記の調節(整)池の構造の解説は、
「宅地防災マニュアルの解説」の引用です。