保安林の思想

 燃料や水資源の供給源として、また、防災機能などを有する森林

の喪失は、文明の喪失にも繋がることから古くから森林の伐採を制

限する法規制が行われてきた。日本では676年に、飛鳥川上流の

南淵山(現在の奈良県高取町高取山)周辺の森林伐採を禁止した例

が日本書記の記述から読み取れる。江戸時代には、岡山藩の熊沢蕃

山が治水のために保安林的思想を打ち出したほか、江戸幕府も16

66年に諸国山川掟を発し、森林の乱開発を戒め植林を促している

   以上。

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